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  1. 福岡市議会 2020-12-18
    令和2年第6回定例会(第5日)  本文 開催日:2020-12-18


    取得元: 福岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                         午後1時10分 開議 ◯議長阿部真之助) これより本日の会議を開きます。  日程第1、議案第211号ないし議案第280号、以上70件を一括して議題といたします。  この際、委員長の報告を求めます。総務財政委員会委員長中島まさひろ議員。 2 ◯35番(中島まさひろ) ただいま議題となっております議案中、総務財政委員会に付託を受けました議案9件につきましては、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 3 ◯議長阿部真之助) 教育こども委員会委員長池田良子議員。 4 ◯62番(池田良子) ただいま議題となっております議案中、教育こども委員会に付託を受けました議案10件につきましては、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 5 ◯議長阿部真之助) 経済振興委員会委員長堤田寛議員。 6 ◯3番(堤田 寛) ただいま議題となっております議案中、経済振興委員会に付託を受けました議案17件につきましては、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 7 ◯議長阿部真之助) 福祉都市委員会委員長川上陽平議員。 8 ◯4番(川上陽平) ただいま議題となっております議案中、福祉都市委員会に付託を受けました議案23件につきましては、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。
    9 ◯議長阿部真之助) 生活環境委員会委員長高木勝利議員。 10 ◯18番(高木勝利) ただいま議題となっております議案中、生活環境委員会に付託を受けました議案15件につきましては、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 11 ◯議長阿部真之助) 本案に対し、討論の通告があります。順次これを許します。山口湧人議員。 12 ◯37番(山口湧人)登壇 私は日本共産党市議団を代表して、本議会に提案されております諸議案のうち、議案第211号ないし219号、221号、222号、224号ないし226号、229号ないし232号、235号、236号、238号、240号ないし249号、253号ないし256号、258号、260号ないし262号、264号ないし269号、271号に反対し、討論を行います。  まず、議案第211号、令和2年度福岡市一般会計補正予算案(第6号)についてです。  本議案は、新型コロナウイルス感染症関連災害対応給与費等などの予算補正を盛り込んでいます。  新型コロナウイルス感染症関連として計上されている事業の大半は、一刻も早く市民に届けるべきであるというのが我が党の立場でありますが、他方で、それ以外の部分には市民の立場から看過できない問題点が含まれております。ここでは、とりわけ職員の給与費に関わる補正について述べておきます。  今回の補正は、市人事委員会の勧告に基づき、2020年の月給の引上げをせず、今年の冬のボーナスについては0.05か月分の引下げを行うものとなっています。この20年間で市職員の年間給与は約100万円も引き下げられ、子育てや親の介護が必要な職員には特に重い打撃となってきました。しかも、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、保健所をはじめ、多くの市の職場が激務となり、職員の皆さんは粉骨砕身の活動を続けておられるのであります。  先日、副市長は労働組合との交渉の場で職員には本当に尽力いただいたと述べられて、深々と頭を下げていらっしゃったそうですし、教育長も本会議の答弁で、それぞれの職員が高い意識と責任感を持って対応してきたと高く評価をしましたが、こうした職員の献身的努力に対する市長の仕打ちがボーナスのカットというのでは、あんまりではありませんか。モチベーションの低下を引き起こす、このような補正案を我が党は認めることはできません。  また、今回、医療、介護、障がい者施設への従事者に対するPCR検査が無料で受けられるようになり、遅きに失したとはいえ、我が党がかねてから主張していたものであり、評価いたしますが、他方で、同様にクラスターが起きている学校や保育所など、子ども関連の施設を除外しているのは、感染拡大防止の観点から見て問題があります。とりわけ障がい者施設には適用するのに、障がい児施設を対象から排除するのは全く道理に合いません。直ちに是正するよう強く求めておきます。  次に、議案第255号、中央区内設置自転車駐車場に係る指定管理者の指定についてです。  本議案は、桜坂駅の駐輪場ほか5か所について指定管理者の指定をするもので、これまでの公益社団法人福岡シルバー人材センターは指定から外されます。  本市のシルバー人材センターは、就業を通じて高齢者の能力を活用し、社会参加や地域の活性化を図るための重要な事業体です。これまでも市は同センターについて、「本市としましても、その取組の推進に積極的に協力をするとともに、業務の発注という形での支援はもとより、今後とも、人的、財政的にも支えながら、仕事を通して社会参加に意欲的な高齢者を支援していく所存でございます」という市長答弁をしてきました。同センターを指定から外すのは、この答弁にも反するものであり、我が党は賛成することはできません。  次に、議案第264号、福岡市総合体育館整備運営事業に係る契約の一部変更について及び議案第265号、福岡市科学館特定事業に係る契約の一部変更についてです。  これらの議案は、コロナ対策を講じるために市が要求水準書を変更したという名目で、体育館については約5,000万円、科学館については約2,400万円、運営会社との契約価額を引き上げるというものです。  そもそもこれらの施設の運営はPFI方式で行われており、例えば、科学館では福岡市からの15年間103億円に、利用料、貸室料を加えて運営会社が運営をしております。来館者数は初年度には当初見込みの3倍、昨年度も倍近い利用料金等収入の実績があり、利益は当初計画より大幅に上乗せされています。  市側は審議の中で、今回のパンデミックは想定されていないことだったと言い訳していますが、福岡市は新型インフルエンザ等対策行動計画をこれらの運営会社の選定以前に決定しており、想定していなかったという言い分は成り立ちません。もともと来場者が相当多く見込まれる、いわゆるドル箱の施設であることは初めから分かっていることであり、想定されたリスクに備えて利益を使うことが公的な施設としては当然求められるところであります。ただただ大企業が加わる運営会社や背後にいる銀行に言われるがまま契約価格を引き上げるというのは、特定企業をもうけさせるだけの税金の浪費であり、許されるものではありません。  同様に、議案第266号、第3給食センター整備運営事業に係る契約の一部変更についても、コロナ対策を講じるために工期を変更したという名目で相手方との契約価額を約3,500万円引き上げるものです。  完成が遅れれば、同じ市内でありながら給食を食べられる子どもと食べられない子どもが生じるという重大な不公平をもたらすものですから、教育委員会としては業者に対して期日どおりの工期を要求し、可能かどうかを徹底して探求する責任があります。  ところが、実際に業者側と行った協議では、そのような要求、交渉は一切行わず、業者の言い値を丸のみしただけだったということが委員会審議で明らかになりました。これは教育行政としての責任放棄だと言わねばなりません。福岡市はPFIによって、安全、安心な施設サービスの確保と財政負担の軽減が両立できると宣伝してきたわけですが、実際には給食サービスも提供できなくなり、利用料収入は企業が吸い取ってしまい、感染症リスクの対応に新たな税金投入をしなければならないなど、破綻があらわになりました。このような方式は根本的に見直すべきであり、したがって、我が党はこれらの議案に反対をするものであります。  次に、議案第271号、研究開発拠点用地の取得についてです。  本議案は、西区の元岡地区研究開発拠点用地として1.4ヘクタールを土地開発公社から取得するものです。  もともとこの土地は2008年にダイハツ九州株式会社開発センターの設立を表明していましたが、計画が凍結した状況が続き、長らく未活用の状況となっていました。そして、この地域で元岡地区研究開発次世代拠点形成事業事業予定者として大和ハウスグループが決定し、計画が再度動き出しました。  ところが、中身を見てみると、研究開発スペースはわずか4分の1程度、大半はツタヤなどの店舗と住宅、一番広いところはツタヤなどが使う巨大な駐車場という計画になっています。これのどこが研究開発次世代拠点なのでしょうか。研究開発次世代拠点を呼び込むために多額の税金を使った本市の誘致活動は、全くの無駄金だったということになります。委員会の審議では、市側はこのてんまつを何ら反省せず、これからも推進するという姿勢を示しており、このような議案を我が党は容認することはできません。  次に、我が党が賛成する議案についても、意見を述べておきます。  議案第223号、福岡市子ども医療費助成条例等の一部を改正する条例案についてです。  本議案は、通院の医療費助成の対象を現在の小学6年生から中学3年生まで広げるとともに、自己負担を一律500円にするものであります。  対象が拡大し、自己負担が引き下がること自体は子育て世代負担軽減につながるものであり、一歩前進と考えます。しかし、もともと約6万7,000筆もの市民請願が求めたことは、中学卒業までの完全無料化であり、我が党もこれまでの議会質問、また、10月9日の市長宛ての申入れで同様の要求をしてきました。そうした子育て世代の切実な願いから見れば、本議案の中身はあまりにも遅れたものだと言わねばなりません。通院については、多くの政令市が既に中学3年生まで助成対象としているというのが実態ですが、市は本会議で政令市でもトップクラスの事業などと見当違いも甚だしい答弁をするありさまでした。名古屋市とさいたま市のように自己負担をなくし、完全無料にして、来年度初めから直ちに実施できるように手だてを取るべきであります。  市長はふくおか安心ワンコインなどと言って、あたかも500円の自己負担が安心であるかのように宣伝していますが、全くあべこべであります。アレルギーなど頻繁に医者に子どもを通わせる子育て世代にとって、毎月の自己負担は決して小さいものではありません。加えて、全ての病院で子どもから高齢者までどのような患者に対しても受診時に一定額を負担させるワンコイン制度は、経団連など財界が数年前から執拗に導入を求めているもので、国民から広く搾り取って、大企業の税負担を軽くしようという血も涙もないやり口と同じものです。無料化が広がる子ども医療費助成の分野で、高島市長ワンコイン自己負担を残すことにしがみつくのは、このような国、財界の意向を福岡市で先取りするモデルになりたいという野心の表れであり、許されるものではないことを厳しく指摘しておきます。  以上で我が党の反対討論を終わります。 13 ◯議長阿部真之助) 森あやこ議員。 14 ◯45番(森 あやこ)登壇 私は緑と市民ネットワークの会を代表し、今議会に上程された諸議案のうち、議案第211号ないし219号、221号、222号、224号、229号ないし233号、235号、236号、238号ないし250号、253号ないし256号、258号、260号ないし262号、264号ないし269号、271号について反対し、討論を行います。  まず、議案第211号、令和2年度福岡市一般会計補正予算案(第6号)において、市職員及び特別職の12月期の期末勤勉手当の支給割合を、0.05か月分の引下げをするものに対してです。  特別職に関しての引下げは賛成するものですが、教職員を含む市職員の給与費引下げに対しては反対をいたします。  今回、額にして1人当たり1万9,000円の引下げとなるとのことですが、コロナ対策に関して、安全、安心を確保するために、激務の中、献身的に頑張られていた状況があり、それは災害時同様、市民サービス向上を図る上でも、モチベーションを下げないことは重要な観点であると考えます。特に子どもたち教育現場においては、一斉休校に伴い多大な混乱がありました。支援や消毒のための加配等もありましたが、十分なものでは決してなく、夏場は猛暑の中の消毒作業、また、新しい人材が感染予防に対処しながら仕事に慣れるまでの間は、より大変な状況となっていたことでしょう。高い意識と責任感を持って対応されてきた、その思いも限界にあるのではないかと心配でたまりません。子どもたち教育環境に多大な影響を及ぼすようなことがないように、モチベーションを上げる方策が必要と考えます。そして、会計年度任用職員においても、処遇改善として制度が変わりましたが、こういう形で引下げが行われると、処遇改善とはかけ離れていきます。  今回の人事勧告による引下げは、働く人の困難な状況が考慮されたものではなく、コロナ禍で公務員の賃金水準を下げることにより市民対応サービス向上に支障を来すおそれ、また、疲弊している地域経済へも影響をすると危惧します。社会として賃金の引下げ競争にならない給与等の在り方であるべきと考えます。よって、特別職に関する引下げには賛成するものの、職員等の期末勤勉手当等の引下げには反対とするものです。  次に、一般会計補正予算案に含まれる西新小学校用地取得については、西新小学校校区ではプラリバの再開発による306戸マンションが来年度完成するなど、令和7年には41学級が見込まれ、やむを得ない措置で反対するものではありません。しかし、これまで私ども会派が指摘してきたように、福岡市の乱開発推進の政策が教育環境の悪化をもたらしているもので、大きな問題だと考えます。神戸市では都心部の学校用地の購入は極めて困難であることなどから、三宮の中心部での新たな住宅建設の禁止と周辺地区の容積率を削減することで児童数の急激な増加を抑制しています。現在の急激な児童数の増加も10年から20年後には大幅に減少すると考えられ、無秩序な開発は教育環境の急激な悪化を招くとともに、場当たり的な対策は将来過剰投資となるのは明白です。厳しい財政が今後も続くと考えられ、計画的な住宅開発を誘導するよう政策転換を強く求めます。  住宅開発の動向を見て教育環境の改善を後追いするのではなく、教育環境を悪化させない、子育て、人育て、地域づくりなど、校区単位で市民の暮らしの状況を福祉の観点、それをベースにまちづくりをしていくことが重要と考えます。  学習指導員派遣事業についてです。反対するものではありません。先ほども教育現場の状況を述べましたが、今回の各校1人の配置ではまだ十分ではなく、国においても、2021年度から2025年度までに公立小学校の全学年で上限を35人とすることが決まりましたが、今現在の子どもたちの状況においては、1日の大半を過ごす学校、そこが今すぐにでもきめ細やかな対応が必要との考えから、さらなる充実を強く要望いたしておきます。  今議会には指定管理者の指定についての議案が数多く上程されていますが、そもそも指定管理者制度について反対の考えです。しかし、駐輪場の管理において、超高齢社会が進む今日、その政策の大きな意義あるものとして、福岡市シルバー人材センターの指定については賛成の立場です。市政運営において、より一層の高齢者としての生きがいづくり仕事づくりを目的とした政策の推進を図られることを要望しておきます。  また、特に図書館に係る指定について意見を述べます。  従前から私どもが主張していますように、民間が事業を行うことは、直営ではかからない費用が生じることから、同額の予算で事業を行うとすれば、委託事業の合理化、人件費削減となり、ワーキングプアを生み出すなど、指摘をしてまいりました。多様な市民のニーズに対応して業務量は増え、サービスの質の向上を図ることとの矛盾も生じます。目先の経済的、効率的ということが当てはまらない、公が責任を持って行う図書館行政であるため、図書館法では社会教育法の精神に基づき、健全な発達を図り、国民の教育と文化の発展に寄与することを目的として、第3条にも国民にとって重要なことが9項目にわたって図書館のなすべき事業として示されています。本市においては、指定管理者制度のメリットと言われて、市民の多様なニーズに対応するためとして要件を緩和し、指定管理者制度を、賛成する声のない中、導入されています。よって、図書館法が定めた設置目的の達成を妨げるものとして、本議案に対して強く反対の意を表します。  次に、議案第264号ないし266号の福岡市の総合体育館整備運営事業科学館特定事業、第3給食センター整備運営事業それぞれに係る契約の一部変更についてです。  この3つの議案は、新型コロナウイルス感染症による見直しですが、議案質疑で、事業契約書に基づき市と事業者で協議をして定めることとされ、協議を行っていくとの答弁をされましたが、そもそもPFI事業については全事業内容を公開し、検証する必要があると考えます。荒木議員が指摘したように、直営の事業であれば今回のサービス購入費の変更額よりも市民負担は少なくて済むなど、見積積算根拠は不透明であり、本議案に反対するものです。  次に、議案第269号、福岡高速道路整備計画の一部変更に関する同意についてです。  福岡空港アクセス強化空港周辺道路混雑緩和などを理由とされて、福岡高速3号線の延伸に関して上程されていますが、これも私どもは従前から反対をしております。議案質疑でもるる述べましたように、不要不急の事業であると考えます。福岡空港国内線ターミナルへ直接アクセスを可能とすることを主たる目的とされていますが、空港へは現在も南側からアクセス可能です。既に調査費用として3億円かけられていますが、総事業費は人工島への延伸事業のことを見ても今示されているものより上がるとも考えられます。有料道路事業の採算性の確保から、事業の進捗に応じ、適正な事業費執行管理が図られていくものと議案質疑で御答弁されましたが、本市が出している社会的背景を見ても、コロナの影響以前から縮小社会への備えが必要ということが見えています。新型コロナウイルス感染症対策による社会的影響は今後も続くと考えられ、今後の社会を見据えて見直すべきとの考えで、本議案に強く反対します。  次に、議案第271号、研究開発拠点用地の取得については、当初、ダイハツが進出することを前提に土地開発公社に土地の先行取得を依頼していたものですが、ダイハツが進出しないことから、当初の計画が変更され、再取得した土地は来年度に新たな開発計画として大和ハウス工業グループに譲渡される予定です。九大箱崎キャンパス跡地に関する三菱UFJリサーチ&コンサルティングの報告で、九州大学とスタートアップ連携強化が指摘されていますが、今回の計画変更は課題が残されたままとなっています。このような計画変更に伴う議案については賛成しかねます。  以上、今後の社会において、災害対策環境保全の取組、市民への福祉、教育への施策の強化を改めて求めて、私どもの会派の討論を終わります。 15 ◯議長阿部真之助) 川口浩議員。 16 ◯59番(川口 浩)登壇 私は議案第231号並びに議案第271号について反対の意を表し、討論を行います。  まず、議案第231号、はかた伝統工芸館に係る指定管理者の指定についてであります。  これにつきましては、応募事業者に何ら問題があるということではなく、この選定のやり方についてもう少し慎重にすべきではないかという観点から反対するものであります。  あまりにも評価基準が曖昧なために、項目によると、例えば公平性、説明によると市民の正当かつ公平な利用を確保することができるものであるかという問いに、配点10点あるんですけれども、大変ばらけていると。ある方は10点、そして、次の案には5点、ある方は4点に対し9点、またある方は5点に対し9点。どういうところで、観点で評価をするのかが曖昧であるため、その場で判断せざるを得ないような状況になっているのではないかと。そういった意味で、市はこの評価基準を出して点数化するわけですから、慎重な対応を求めるものであります。ひいては、やっぱり市民に対して、こういった指定管理者の指定についてきちんと決められているのかという不信を招くものにつながると思います。市は反省し、提案する方も苦労して、提案書を書き、いろいろ計画を出されるわけですから、そういった苦労を忘れずに、しっかりときちんと評価できる評価項目や情報をしっかりと選定委員さんに伝え、評価できるように、そしてまた、ひいては市民の方からきちんと評価したんだなということが分かるような形にさらに精度を高めなければならない。今回の提案はそれが最低レベルも満たしていないということで、否決をするものであります。  次に、議案第271号、研究開発拠点用地の取得について。  これも取得される方は市の公募にのっとりされているので、何ら問題はないと思うんですけれども、市のほうの考え方がはっきりしないというか、諦めたのかなと思わざるを得ない。研究開発拠点ということで、あえて先行取得をし、土地を購入し、まずはここにそういった産学官の企業を誘致しようということできたものが、長年の中で断念せざるを得ない。その中で、じゃあ、どのように転換していくのかと、産学官や新産業、新事業の育成をどうするのかという議論がないまま、苦し紛れに公募をし、大半は住宅や商業施設、駐車場となり、本来、横にある産学連携交流センター等の機能強化に若干の貢献しかできない。ここの新事業、新産業の育成のための企業誘致の用地をただそういった店舗や駐車場、480戸の住宅等に転用するのみで終わっているということは非常に不本意であります。しっかりとそういった九州大学を中心とした研究開発拠点として、新たな提案が必要ではなかったかと思います。このような安易な企業誘致等の断念、また、産学官の拠点づくりにきちんとした道筋をつけない今回の取得提案は同意することができません。  以上で討論を終わります。 17 ◯議長阿部真之助) 以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  まず、議案第220号、議案第223号、議案第227号、議案第228号、議案第234号、議案第237号、議案第251号、議案第252号、議案第257号、議案第259号、議案第263号、議案第270号、議案第272号ないし議案第280号、以上21件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 18 ◯議長阿部真之助) 全員賛成であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第233号、議案第239号及び議案第250号、以上3件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 19 ◯議長阿部真之助) 賛成多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第225号及び議案第226号、以上2件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 20 ◯議長阿部真之助) 賛成多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第211号ないし議案第219号、議案第221号、議案第222号、議案第224号、議案第229号、議案第230号、議案第232号、議案第235号、議案第236号、議案第238号、議案第240号ないし議案第249号、議案第253号ないし議案第256号、議案第258号、議案第260号ないし議案第262号、議案第264号ないし議案第269号、以上42件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 21 ◯議長阿部真之助) 賛成多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第231号及び議案第271号、以上2件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 22 ◯議長阿部真之助) 賛成多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、日程第2、議員提出議案第2号を議題といたします。  お諮りいたします。  本案については、提案理由の説明、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  議員提出議案第2号を採決いたします。
     本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 24 ◯議長阿部真之助) 全員賛成であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、日程第3及び日程第4、以上2件を一括して議題といたします。  お諮りいたします。  本案については、提案理由の説明、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  議案第281号及び議案第282号、以上2件を一括して採決いたします。  本案は、原案に同意することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 26 ◯議長阿部真之助) 全員賛成であります。よって、本案はいずれも原案に同意することに決しました。  次に、日程第5、意見書案第14号を議題といたします。  職員をして案文を朗読いたさせます。       〔職員朗読〕 27 ◯議長阿部真之助) お諮りいたします。  本意見書案については、提案理由の説明、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  意見書案第14号を採決いたします。  本意見書案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 29 ◯議長阿部真之助) 全員賛成であります。よって、本意見書案は原案のとおり可決されました。  次に、日程第6、意見書案第15号を議題といたします。  この際、堀内徹夫議員から提案理由の説明を求めます。堀内徹夫議員。 30 ◯43番(堀内徹夫)登壇 私は福岡市民クラブ、緑と市民ネットワークの会、日本共産党福岡市議団を代表いたしまして、刑事訴訟法の再審規定の改正を求める意見書案を提案いたします。  以下、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。                 刑事訴訟法の再審規定の改正を求める意見書  えん罪は、無実の者が犯罪者として法による制裁を受けるものであり、決してあってはならないものです。再審は、えん罪から無実の者が救済される最後の砦です。  しかし、再審請求では、無実を主張する請求者から、無罪とするための新規・明白な証拠を提出することが求められますが、証拠のほとんどは起訴する権限を持つ検察官の手にあり、現行の刑事訴訟法の再審規定においては、検察官がそれらを開示する義務や開示のための確立された制度はありません。その結果、証拠が開示されるか否かは裁判所の裁量による要請等や検察官の任意の判断に委ねられることとなります。このために、再審にたどり着くこと自体が「開かずの扉」と言われるほど困難なものとなっています。  さらに、再審開始決定に対する検察官の即時抗告及び特別抗告による不服申立てが許されていることで、再審請求審が無用に長期化しています。このようなことから、検察官の不服申立てに法的な制限を加える必要があることは明確です。  よって、福岡市議会は、国会及び政府が、無実の者を救済するため、再審における証拠開示制度を確立するとともに、検察官の不服申立てを制限するなど、刑事訴訟法の再審規定を改正されるよう強く要請します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。                                           令和 年 月 日  衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、法務大臣 宛て                                           議  長  名  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 31 ◯議長阿部真之助) お諮りいたします。  本意見書案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 32 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  意見書案第15号を採決いたします。  本意見書案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 33 ◯議長阿部真之助) 賛成少数であります。よって、本意見書案は否決されました。  次に、日程第7、意見書案第16号を議題といたします。  この際、森あやこ議員から提案理由の説明を求めます。森あやこ議員。 34 ◯45番(森 あやこ)登壇 私は福岡市民クラブ、日本共産党福岡市議団、緑と市民ネットワークの会を代表いたしまして、福島第一原発における処理水について、慎重な対応を求める意見書案を提案いたします。  以下、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。            福島第一原発における処理水について、慎重な対応を求める意見書  東京電力福島第一原子力発電所(以下「福島第一原発」という。)では、事故で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)が残る原子炉への注水などで大量の放射性物質を含んだ汚染水が発生し、それを多核種除去設備等で処理した放射性物質トリチウムを含んだ処理水(以下「処理水」という。)が発生し続けています。  政府が設置する多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会は、その報告書において福島第一原発の敷地内貯蔵タンクに保管される処理水の処分方法について、海洋放出の方が水蒸気放出よりも希釈拡散の状況が予測しやすく、放射性物質の監視体制の構築の検討が容易であると評価し、その報告書も踏まえ、政府は令和2年4月から令和2年10月までに計7回にわたり福島県の知事や市町村長、漁業や流通団体などの代表者から意見を聞く会合を開いています。その中で処理水の海洋放出は東日本大震災と福島第一原発事故から再生途上にある漁業者に深刻な打撃を与え、水産業を始め地域の社会経済へ甚大な影響を及ぼすとの意見が出され、福島県漁業協同組合連合会、福島県森林組合連合会は、放出に反対を表明しています。また、これまで40以上の市町村の議会が、政府に対し、海洋放出に反対ないし慎重な決定を求める意見書を出しています。福岡市漁業協同組合が所属する、全国漁業協同組合連合会も「漁業者の総意として絶対反対」を表明しています。  政府は令和2年10月27日にも廃炉・汚染水対策の関係閣僚会議を開いて海洋放出を決定する方針でしたが、風評被害への懸念が強いことなどからその決定を見送りました。しかし、海洋放出の方針は変えていません。  福島県内では、農林水産業を中心に風評被害拡大への懸念が広がっています。特に漁業従事者は、福島第一原発事故以降、安全性を確保するため、厳格な検査体制を継続しながら、本格操業に向け試験的な操業を続けており、これらの努力が水泡に帰すことにならないよう、慎重な検討が必要と考えます。  よって、福岡市議会は、政府が、処理水について慎重な対応をされるよう強く要請します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。                                           令和 年 月 日  内閣総理大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、環境大臣、  内閣官房長官、復興大臣 宛て                                           議  長  名  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 35 ◯議長阿部真之助) お諮りいたします。  本意見書案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本意見書案に対し、討論の通告がありますので、これを許します。荒木龍昇議員。 37 ◯51番(荒木龍昇)登壇 私は緑と市民ネットワークの会を代表して、福島第一原発における処理水について、慎重な対応を求める意見書案に賛成して討論を行います。  来年3月11日には福島第一原発事故から10年となります。いまだ事故は終息しておらず、廃炉の見通しも立たない状況です。事故で溶け落ちた核燃料が残る原子炉に地下水の流入が続き、放射性物質を含む汚染水が発生し続けています。放射性物質除去をしていますが、汚染水には除去できないトリチウムが含まれています。現在、処理水は福島第一原発敷地内のタンクで保管していますが、東電及び政府は地上保管の限界に近づいているとして海洋放出を検討しています。  トリチウムは原子核が陽子1個と中性子2個と電子1個で構成される質量数が3の三重水素です。トリチウムは水素と同じ化学的性質を持つため、体内では主要な化学物質であるたんぱく質、糖、脂肪などの有機物にも結合し、化学構造式の中に水素として組み込まれます。この有機結合型トリチウムは、トリチウム水とは異なった挙動を取ります。この場合は一般的に排せつが遅く、結合したものによってはトリチウム水よりも長いという報告もあります。化学構造式に取り込まれたトリチウムが出したベータ線が遺伝情報を持つDNAに当たり、トリチウムがヘリウム3に変換することによって、4種類の塩基をつないでいる水素結合は破綻します。そして、塩基の本来の化学構造式も変化します。トリチウムは他の放射性核種と違って、放射線を出すだけでなく、化学構造式も変えてしまうのです。塩基とDNAの分子構造が変化すれば細胞が損傷され、その結果、遺伝情報にも影響を与えるのです。  カナダのピッカリング原子力発電所、これはトリチウムの放出が多い加圧重水炉です。周辺の都市では、小児白血病や新生児死亡率が増加し、また、ダウン症候群が80%も増加しています。フランスのラアーグ再処理工場、イギリスのセラフィールド再処理工場の周辺地域での子どもたちの小児白血病の増加について、サザンプトン大学のガードナー教授はトリチウムとプルトニウムが関与していると具体的な報告をしております。これに対し、イギリスやフランスやカナダなど原子力管理委員会は、有意な増加は認められないと言っていますが、これはただ無視しているだけです。日本国内でも同様の報告があり、全国一トリチウムの放出量が多い玄海原発での調査研究では、玄海原発の稼働後に玄海町と唐津市での白血病の有意な増加を報告しています。長崎県福祉保健部の資料からも、玄海原発周辺に位置する長崎県北地域のほうが県南地域よりも白血病死亡率が高いということが分かっています。  このように、トリチウム水の海洋放出は環境に大きな影響を与えることが懸念されています。福島第一原発周辺地域の農林業者及び漁業者は、これまで安全性を確保するため厳格な検査体制を継続しながら復興に尽力してきました。トリチウム水を海洋放出することで、これまでの努力が水泡に帰すと強く危惧しています。地元農林水産業者のみならず、全国漁業協同組合連合会も強く反対しています。処理水は地上保管することや、将来、モルタル固形化、トリチウムの分離技術の開発など、海洋放出以外にも選択肢はあるにもかかわらず、無害化できない処理水を海へ流すことは責任の放棄と言えます。また、トリチウム水の海洋放出は福島だけの問題ではなく、福岡市から僅か50キロにある玄海原発の問題にもつながっており、私たち福岡市民の問題でもあります。議員各位が福島第一原発における処理水について、慎重な対応を求める意見書案に賛同することをお願いいたします。  以上で討論を終わります。 38 ◯議長阿部真之助) 以上で討論を終結いたします。  意見書案第16号を採決いたします。  本意見書案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。       〔賛成者挙手〕 39 ◯議長阿部真之助) 賛成少数であります。よって、本意見書案は否決されました。  ただいままでに議決いたしました意見書の事後処理については、議長に御一任願います。  次に、お手元に配付いたしております請願30件については、各常任委員長及び議会運営委員長から閉会中の継続審査の申出があります。  お諮りいたします。
     本請願は、各委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、今期定例会において、その後受理した請願は、お手元に配付の請願文書表のとおりであります。  お諮りいたします。  本請願は、所管の常任委員会に閉会中の審査を付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、各常任委員長及び議会運営委員長から、お手元に配付いたしております申出書に記載の事件について閉会中の調査の申出があります。  お諮りいたします。  各委員長から申出のとおり、閉会中の調査に付することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長阿部真之助) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  この際、教育委員会委員に就任されます徳成晃隆さん、監査委員に就任されます本野正紀さんからそれぞれ挨拶したい旨の申出がありますので、これを許します。それでは、徳成晃隆さん。 43 ◯徳成晃隆 ただいま御紹介いただきました徳成晃隆でございます。このたび教育委員の選任につきまして、皆様方の御同意をいただきまして誠にありがとうございます。  福岡市の教育行政のさらなる発展と、全ては子どもたちのために、甚だ微力ではございますが、これまでの教育職の経験を生かし、全力を尽くしてまいります。皆様方の御指導、御鞭撻をいただきますようお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。 44 ◯議長阿部真之助) 続きまして、本野正紀さん。 45 ◯本野正紀 ただいま御紹介をいただきました本野正紀でございます。このたびは監査委員の拝命に当たりまして皆様方の御同意をいただき誠にありがとうございます。  微力ではございますが、誠心誠意努めてまいりたいと思いますので、どうか御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。 46 ◯議長阿部真之助) 次に、高島市長から挨拶したい旨の申出がありますので、これを許します。高島市長。 47 ◯市長(高島宗一郎)登壇 本日ここに、本年最後の議会の終わりに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  去る12月10日から一般会計補正予算案をはじめ、総計72件の提出議案につきまして、議員各位の終始御熱心なる御審議をいただきましたことを深く感謝を申し上げます。  さて、本年は新型コロナウイルス感染症によりまして世界中が大きな影響を受けた一年でした。福岡市では検査体制の充実や保健所体制の強化など、効果的な感染防止対策に取り組んでいるところでありますが、議会におかれましては、こうした対策を速やかに実施するため、2度の臨時会を開き、迅速に御審議いただきますとともに、議会日程の短縮などについても、柔軟に対応していただきました。改めて感謝を申し上げます。  新型コロナウイルス感染症はいまだ終息が見通せない状況が続いておりますが、市民の皆様の生命と財産を守るため、引き続き感染の拡大防止と社会経済活動の両立に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、皆様方のより一層の御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願いをいたします。  最後になりますが、皆様におかれましては、御家族共々希望に満ちた新年を迎えられますよう祈念いたしまして、私の挨拶といたします。1年間ありがとうございました。 48 ◯議長阿部真之助)登壇 令和2年最後の議会を終えるに当たりまして、一言御挨拶申し上げます。  今年一年、楠正信副議長をはじめ、議員の皆様方の格別の御理解、御協力のおかげをもちまして大過なく議長職を務めることができましたことをここに厚く御礼申し上げます。  議会というものはそもそも、地方自治制度における二元代表制の一翼を担っており、執行機関に対する監視機能を果たすだけでなく、市民の方々が心に抱く難解で様々なニーズを的確に捉え、市政運営に反映させていくことを大きな使命としております。そのような中、我が福岡市議会におきましては、議会の意見を翌年度の予算編成により一層反映させるため、今年度から決算議案の審査時期を早め、9月定例会中に議決を行うようにいたしました。また、議会改革調査特別委員会において、育児、介護を会議の欠席理由に追加することとし、本日、会議規則の改正案を全会一致で可決したばかりであります。今後とも、同特別委員会での調査を中心に、議会改革の取組を進め、時代に即したさらなる議会の活性化に取り組んでまいりたいと思っております。  さて、今年は新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大し、日本国内においても様々な分野で大きな影響を受けた一年でありました。改めて感染拡大の防止に御尽力、そして、御協力いただいている関係者並びに市民の皆様方に心から感謝申し上げます。  福岡市議会では4月及び5月の臨時会、そして、6月以降の定例会ごとに感染拡大防止や医療、介護等の従事者の方々、そして、市民の方々、事業者の方々に対する支援など、感染症対策のための施策について鋭意審議を行ってまいりました。新型コロナウイルス感染症に関しては、いまだ先が見えない状況が続いており、また、新しい生活様式が求められるなど、今までに我々が経験したことがない困難な状況において、議会が果たす多種多様な役割もさらに重要度が増大すると思われます。今後とも、安全、そして、安心で住みやすく活力と魅力にあふれる福岡、そして何より、市民の皆様方が誇りを持てるまちを築いていくため、我々福岡市議会といたしましても、より一層の努力をしてまいりたいと決意を新たにしたところでございます。  最後になりますが、議員の皆様方、また、高島市長をはじめ、理事者の皆様方におかれましては、御家族の皆様共々健やかなる新年を迎えられますことを心から祈念申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。1年間どうもありがとうございました。 49 ◯議長阿部真之助) 以上で今期定例会の議事は全部終了いたしました。  これをもって令和2年第6回福岡市議会定例会を閉会いたします。                                         午後2時18分 閉会 Copyright (c) FUKUOKA CITY, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...